「パソコンの画面に表示されたQRコードを、いちいちスマホで撮るのが面倒」「メールで受け取った画像の中のQRコード、開けない」——QRコードの読み取りはスマホのカメラが一般的になりましたが、画面上の画像やスクリーンショットを扱うときは、カメラ以外の方法が便利です。

この記事では、画像に写ったQRコードを読み取る3つの方法を比較し、スクリーンショットを撮るコツ、うまく読み取れないときの対処法、QRコードをめぐる安全上の注意までを解説します。

QRコードを読み取る3つの方法

方法 向いている場面 必要なもの
スマホのカメラ 実物のポスターや店頭のQRコード カメラ付きスマホ
スマホの画像読み取り スマホに保存したスクリーンショット 標準の写真アプリ
パソコンの画像読み取りツール PC画面上のQR、メール添付の画像 ブラウザだけ

カメラが使えない場面の代表が、パソコンの画面に表示されたQRコードです。スマホで撮影しても画面の光源が写り込んだり、ピントが合わなかったりして、かえって読み取りに失敗しやすくなります。この場合、スクリーンショット(画面の画像)をそのまま読み取るのが最も確実です。

QRコード自体は、白と黒の格子の並び方で情報を表す2次元コードです。一部が汚れても周囲の情報から復元する誤り訂正機能を持つため、多少の画質の落ちても読み取れますが、あまり小さい・ぼやけている・傾いていると検出に失敗します。

この誤り訂正には強さのレベルがあり、「L・M・Q・H」の4段階が用意されています。レベルが高いほど汚れや欠けに強くなる一方、同じQRコードに格納できる情報量は減ります。QRコードを生成する側で誤り訂正レベルを選べる場合は、掲示や印刷で汚れやすい用途ほど高いレベルを選ぶと、読み取り側の失敗が減らせます。

スクリーンショットから読み取る手順

パソコンの画面上のQRコードなら、次の手順で読み取れます。

  1. スクリーンショットを撮る: QRコードが画面の中央に大きく写るように撮影します。WindowsはWin+Shift+S、MacはCommand+Shift+4で範囲を指定して撮影できます。
  2. 読み取りツールに画像を渡す: Tools HubのQR読み取りツールを開き、画像をドラッグ&ドロップ、またはクリックして選択します。
  3. 内容を確認してコピー: 読み取ったテキストが表示されるので、コピーしてブラウザやメモに貼り付けます。

スマホに保存したスクリーンショットも同様に、写真アプリの共有メニューからTools HubのQR読み取りツールを開いて画像を読み込めます。

URLを読み取ったら開く前に確認:QRコードの中身は文字列で、URLの場合はそれをブラウザで開くことで初めてアクセスが発生します。読み取ったURLが身に覚えのないドメインであれば、開かずに破棄する判断もできます。表示とコピーだけなら、開くことなく内容を確認できます。

読み取れないときの対処法

QRコードは誤り訂正の仕組みを持つため多少の劣化には強い反面、次のような状態では検出に失敗します。

  • 小さすぎる:QRコードが画像全体の10%以下ほどしか占めていない場合。QRコード部分だけをトリミングすると改善します。
  • ぼやけている・にじんでいる: 画面の拡大縮小を繰り返した画像や、圧縮率の高い画像で起こります。
  • 傾いている・周囲が狭い:QRコードには向きを示す「位置検出シンボル」(3つの角にある四角)が必要です。強く傾いたり、四隅が切れたりすると読めません。
  • 白黒の反転:黒地に白のQRコードは、反転対応のツールでないと読めないことがあります。

改善しても読み取らない場合は、画像の形式そのものが破損している可能性もあります。別のスクリーンショットを撮り直すのが早道です。

QRコードの安全な扱い方

QRコードは中身がURLでも、コードだけを見てリンク先を判断できません。この特性を利用した被害として、実在する店のポスターに偽物のQRシールを貼る「QRコードのすり替え」や、QRコード経由のフィッシングサイトへの誘導が報告されています。国民生活センターでも、QRコード決済をめぐるトラブルへの注意喚起が公開されています。

安全に使うためのポイントは3つです。

  • 開く前に内容を確認する: 読み取ったURLのドメインが信頼できるものか、文字列で確認してから開きます。
  • 知らない送信元のQRを読み取って開かない: 街中のQRは、公式サイトを自分で検索して開くほうが安全です。
  • 決済用のQRは起動アプリを確認する: 決済アプリを直接起動して読み取ると、偽サイト経由を避けられます。

ツールで画像のQRコードを読み取る

Tools HubのQR読み取りツールは、画像をドラッグ&ドロップするだけでQRコードを読み取り、内容をテキストで表示します。処理はすべてブラウザ内で完結し、画像がサーバーへ送信されることはありません。カメラの権限も不要です。

使い方(3ステップ)

1

画像をドロップ

QR読み取りツールを開き、QRコードが写った画像をドラッグ&ドロップ、またはクリックして選択します。PNG・JPG・WebP・GIF・BMP(10MBまで)に対応しています。

2

自動で読み取り

画像からQRコードを検出し、読み取った内容がテキストで表示されます。URLの場合は、開く前に確認するようヒントが表示されます。

3

コピーして使う

コピーボタンでテキストを取り出し、ブラウザやメモに貼り付けて利用します。

この記事で紹介したツール

QR読み取りツール

画像からQRコードを読み取り、内容をコピー。カメラ権限不要、ブラウザで完結・無料です。

使ってみる

QRコードを作成する場面では、QRコード生成ツールでURLやテキストから作成できます。生成ガイドのQRコードの作り方もあわせてご覧ください。

まとめ

  • 画面上のQRコードは、スマホで撮るよりスクリーンショットの読み取りが確実
  • QRコードには誤り訂正があり、多少の劣化は復元できるが、小さい・ぼやけた・傾いた画像は失敗しやすい
  • 読み取ったURLは開く前に内容を確認する。フィッシング目的のQRも存在する
  • Tools HubのQR読み取りツールなら、カメラ権限不要・画像送信なし・ブラウザだけで完結
  • QRコードの作成にはQRコード生成ツールを使える

まずは画面に表示されたQRコードのスクリーンショットを1枚撮って、読み取りとコピーを試してみてください。

よくある質問

パソコンでスマホのQRコードを読み取れますか?

スマホの画面に表示されたQRコードは、スマホ自体のスクリーンショットを撮って読み取るか、パソコンに表示されたものを読み取るツールを使います。Tools HubのQR読み取りツールはブラウザで動くため、スマホでもパソコンでも同じ手順で使えます。

読み取れない画像の原因は何ですか?

QRコードが小さすぎる、ぼやけている、強く傾いている、四隅の位置検出シンボルが切れている、のいずれかが多いです。QRコード部分をトリミングして大きくするか、別の解像度で撮り直すと改善します。

決済用のQRコードの読み取りは安全ですか?

金銭が動く決済QRは、偽物にすり替えられた事例が報告されています。読み取り自体は画像処理なので安全ですが、開く・支払う前に、リンク先や起動したアプリが正規のものかを必ず確認してください。

複数のQRコードが写った画像も読めますか?

1枚の画像から1つのQRコードを読み取る仕組みです。複数写っている場合は、もっとも検出しやすい1つが返されます。目的のQRが読めないときは、そのQRだけをトリミングしてください。

参考資料