「9時に出勤して18時に退勤。実際の勤務時間は何時間?」「勉強を始めたのが22時15分、今が23時50分。何分勉強した?」「22時から翌朝5時までの夜勤は、何時間になる?」——時刻どうしの差から時間を求める計算は、勤怠管理・勉強記録・調理・移動など、日常のあらゆる場面で登場します。

この記事では、2つの時刻から経過時間を求める基本の式を軸に、日をまたぐ場合の扱い、休憩時間の引き方、計算で間違えやすいポイントを、計算例つきで初心者向けに解説します。

経過時間の基本の式

経過時間は、次の1行で求めます。

経過時間 = 終了時刻 − 開始時刻

たとえば9時15分に始めて12時45分に終わった作業は、12:45 − 9:15 = 3時間30分です。時間の計算では60進法(1時間=60分)が混ざるため、慣れないうちは「すべて分に換算してから引く」方法が確実です。

ステップ やること 例(9:15 → 12:45)
1 開始時刻を分に換算 9 × 60 + 15 = 555分
2 終了時刻を分に換算 12 × 60 + 45 = 765分
3 差を求める 765 − 555 = 210分
4 時間に戻す 210 ÷ 60 = 3時間30分

逆向きのパターンも同様です。5時30分に終わった夜勤明けの勤務が9時まで続いたなら、9:00 − 5:30 = 3時間30分。終了と開始の関係さえ押さえれば、どちらが朝でも夜でも同じ式で計算できます。

時間の表記は24時間制に揃える

時刻の表記には「午前・午後をつける12時間制」と「0時から23時までで表す24時間制」があります。計算のときは24時間制に揃えるのが安全です。午前と午後の区別は、取り違えても数値上のヒントがほとんど出ないため、ミスに気づきにくいからです。

分数と時間の換算に慣れるコツは、「30分 = 0.5時間」「15分 = 0.25時間」という対応を覚えてしまうことです。たとえば1時間45分は1.75時間、2時間30分は2.5時間。料金の計算で「30分ごとに〇円」という単位が出てきても、この換算ができると困りません。

「2時」は何時を指す?:午前2時と午後2時では、経過時間の計算結果がまったく違います。会議の議事録や勤怠の入力では、「14:00」のように24時間制で記録しておくと、後から見返した人も誤解しません。

日をまたぐときのコツ:終了時刻が開始時刻より早い場合(22時から翌5時など)は、終了に24時間(=1,440分)を足してから引きます。22:00 → 29:00 と考えれば、差は7時間です。夜勤や徹夜の計算で必須のテクニックです。

実践:よくある3つの場面での計算例

1. 勤務時間の集計

9:00〜18:00の勤務で、昼休憩12:00〜13:00(1時間)を挟むケースです。

  • 総経過時間: 18:00 − 9:00 = 9時間
  • 休憩を差し引く: 9時間 − 1時間 = 実働8時間

勤怠の計算では、この「休憩を引く」ステップを忘れやすいので注意してください。複数日を集計するときも、1日ごとに実働を出してから合計すると間違いが減ります。

2. 勉強や作業時間の記録

22:15に始めて23:50に終わった勉強は、23:50 − 22:15 = 1時間35分です。分単位だと95分。勉強記録は分単位で集計しておくと、週合計や月合計が出しやすくなります(例: 1日95分 × 週4日 = 380分 ≒ 6時間20分)。

3. 日をまたぐ夜勤・深夜作業

22:00に始めて翌朝6:00に終わる夜勤は、22:00 → 30:00 と考えて 8時間です。この「翌朝の時刻に24を足す」方法なら、終了が開始より早くても機械的に計算できます。

途中に休憩を挟む場合も、まず「終了 − 開始」で総経過時間を出し、休憩を後から引く順序を守れば間違いにくくなります。たとえば22:00〜6:00の夜勤で途中2時間休憩があれば、8時間 − 2時間 = 6時間が実働です。

22:00に始めて翌朝6:00に終わる夜勤は、22:00 → 30:00 と考えて 8時間です。この「翌朝の時刻に24を足す」方法なら、終了が開始より早くても機械的に計算できます。

4. 複数の作業に分かれた時間を合計する

午前に90分、午後に60分勉強した場合の合計は、90 + 60 = 150分で2時間30分です。分単位で合計してから時間に戻すのが、複数回の集計で最も間違いにくい方法です。学習記録や作業日報では、1回ごとの分数を記録しておき、日・週の単位で合計するのがおすすめです。

5. 終了時刻を逆算する

「あと3時間で終わらせたい作業」があるときは、開始時刻を逆算します。18:00に終わりたいなら、18:00 − 3:00 = 15:00開始です。締め切りから逆算すると、余裕をもった作業開始時刻が分かります。

同じ考え方は会議にも使えます。1時間30分の会議を17:00に終えたいなら、開始は17:00 − 1:30 = 15:30です。終了時刻から逆に引き算するだけで、遅延を防ぐ時間設計ができます。

また、紙の勤怠表では「開始・終了・休憩」の3列を埋める欄が一般的です。この3列がそろうと、あとからの集計が格段にしやすくなります。

労務上の計算は別途確認を:残業手当や深夜割増の金額計算は、この経過時間に割増率を掛ける追加処理が必要です。また、休憩の扱いは事業所の規則によります。ここで紹介するのは一般的な目安の計算方法であり、法的な判断は労務の専門家にご相談ください。

ツールで経過時間を計算する

手計算は間違えやすいため、Tools Hubの時刻・経過時間計算ツールを使えば、開始と終了の時刻を入力するだけで、経過時間が「時間と分」で表示されます。日をまたぐ場合も自動処理され、合計(分)もあわせて表示されます。計算はすべてブラウザ内で完結し、入力した時刻が送信されることはありません。

使い方(3ステップ)

1

2つの時刻を入力

時刻・経過時間計算ツールを開き、開始時刻と終了時刻を入力します。

2

経過時間を確認

時間と分、合計(分)が即座に表示されます。日をまたぐ場合も自動で計算されます。

3

加減算モードも活用

「時刻の加減算」タブでは、基準の時刻に時間を足したり引いたりできます。会議の終了予定時刻を逆算するときに便利です。

この記事で紹介したツール

時刻・経過時間計算ツール

2つの時刻から経過時間を即時計算。日またぎにも対応し、ブラウザで完結・無料です。

使ってみる

日付をまたぐ複数日の集計には日付計算ツール、作業の時間を実測するにはストップウォッチも役立ちます。

まとめ

  • 経過時間 = 終了時刻 − 開始時刻。分に換算してから引くと間違いにくい
  • 終了が開始より早いときは24時間を足してから引く(日またぎ対応)
  • 勤務時間は「経過時間 − 休憩」で実働を出す
  • 深夜割増や残業の金額計算は別途、労務の規則を確認する
  • Tools Hubの時刻・経過時間計算ツールなら、2つの時刻から即座に計算できる

まずは昨日の勤務や勉強の開始・終了時刻を入れて、自分の計算と合うか試してみてください。

よくある質問

終了時刻が開始時刻より早い場合はどう計算しますか?

日をまたいでいると考え、終了時刻に24時間を足してから引きます。たとえば22:00開始・5:00終了なら、29:00 − 22:00 = 7時間です。このツールでは、この日またぎ処理を自動で行います。

休憩時間がある場合はどう計算しますか?

終了時刻から開始時刻を引いた経過時間から、休憩時間を差し引きます。たとえば9時間の勤務で1時間休憩があれば、実働は8時間です。休憩が複数回に分かれる場合は、合計してから引きます。

秒単位の計算にも使えますか?

本ツールは時・分単位の計算です。秒単位の実測が必要な場合は、ストップウォッチツールをご利用ください。

入力した時刻は送信されますか?

いいえ。計算はすべてブラウザ内で完結し、入力内容がサーバーへ送信されることはありません。

参考資料